トーヨータイヤ/タイヤ作業コンテストを開催、15名が知識と腕を競う
2025年09月12日 11:41 / イベント・セミナー
トーヨータイヤは9月10日・11日の2日間、群馬県トラック協会 群馬県交通運輸会館(高崎市)で「第6回トラック・バスタイヤ作業コンテスト」を開催、全国から集まった15名の選手が知識と腕を競い合った。
この作業コンテストは、作業知識や技術の向上及び適正評価によるモチベーションの向上を図ることを目的に2018年からスタート。前回までには国内販社のみでコンテストを行っていたが、今回からはタイヤ専業店であるトーヨータイヤショップ会も加わり、トーヨータイヤグループ全体でのコンテスト開催となった。
コンテストは、「作業手順の標準化」、「サービスクルーの作業知識・作業スキルのレベルアップ」、「サービスエンジニアの育成」、「トーヨータイヤグループへの作業基準の徹底」を基本テーマに実施。筆記テストを1日目、実技テストを2日目に実施し、その合計点で競われる。
<実技テスト会場。使用する車両はUDトラックス「クオン」でタイヤサイズは295/80R22.5>

筆記テストは、サービスマニュアルと時事情報から出題され満点は100点。実技は、他社でリア4本交換後、増し締めと点検で来店した顧客への対応というものだが、フロントタイヤが偏摩耗していたため、ローテーションを提案し、作業を実施するというもの。作業終了後には、報告書に作業の内容を記載し、作業の増し締めを確実に行うための再入庫日を決めるといった点に注目し、正しく対応できているかというところまで審査される。
トーヨータイヤジャパンの林 浩明執行役員 生産財販売統括部長は「ロングライフに向けたタイヤのコンディションを整えるというところがポイントになる」と説明する。実技の制限時間は30分で満点は200点。正しい作業知識や安全かつ正確な作業に加え、顧客に対する提案力も審査されるという厳しいものだ。
特に、作業後の増し締め入庫の提案は、審査の大きなポイントとしている。これには、車輪脱落事故の増加が背景にある。
2024年問題の影響で、現在のトラック運送業界は、これまで1人のドライバーで行っていた長距離輸送を、複数名で行う中継輸送に変化した。そのためドライバーが不足する一方、荷扱い時間は変わらない状態となっている。その結果、整備時間が確保できないというのが実情だ。またドライバーの人材確保難から、未経験者の割合が増加していることも拍車を掛けている。
そこで、より正確な作業が求められるというわけだ。また整備作業のアウトソーシングも増加しており、これを請け負うサービススタッフのスキルアップも重要な課題となる。
なおトーヨータイヤでは、3つのサービスクルー資格制度を導入している。まず一つ目は、作業マニュアルや基本作業フローなどを学ぶサービスクルー研修の受講者に与えられる「サービスエンジニア」。コンテストに参加できる資格でもある。その上にあるのが「サービスエキスパート」で、コンテストで規定以上の成績を収めたもの。そして最上位が「サービスマスター」で、これはコンテストの優勝・準優勝者に与えられる。
現在、サービスマスターは10名、サービスエキスパートは8名。サービスマスターは高度なメンテナンス作業に従事する他、人材育成を担うポジションとして社内研修や社内コンテストの主催者側として後進の指導にあたる。今回のコンテストでも、9名のサービスマスターが審査員を務めた。
<3人の審査員が同時に評価。審査項目は177カ所あるという>

コンテストの結果は、トーヨータイヤジャパン青梅営業所の町田和浩さんが最優秀賞を受賞。町田さんは2年前の本コンテストでは優勝を逃したが、今回の受賞でその雪辱を晴らした格好となった。また優秀賞は、ショップ会であるフラットアウトの香野 威さんが受賞。今回から初参加となったショップ会だが、早くも実力の高さを証明した。
この結果、町田さんと香野さんが、新たにサービスマスターに認定された。またトーヨージャパン栃木販売部の伊澤 徹さんがサービスエキスパートに認定された。
町田さんは「優勝が決まった瞬間、嬉しい感情とサポートしてくださったサービスクルーや営業所員の方々への感謝の気持ち、またリベンジ(第4回では3位)に対するプレッシャーからの解放感が込み上げてきました。これからは、サービスマスターとしてサービスクルーのお手本となるように行動していきたいです。ベテランサービスクルーの技術を学びながら、他のサービスマスターと切磋琢磨し、お客様から「当社に作業を依頼して良かった!」と思っていただけるようなサービスクルーチームをめざします」と喜びを語った。
<サービスマスターに認定された町田さん(右)と香野さん(左)>

トーヨータイヤジャパンの野崎 豊取締役営業本部長は、今回のコンテストについて「レベルが非常に高かった」と総括。参加選手15名のうち、8名がショップ会からの参加となったが、「よりお客様に近いところで仕事をしていることもあり、工夫のあるアイデア、備品、やる気を感じた。大きな刺激を受けた大会だったと、審査員もコメントしている。作業の標準化は素晴らしいレベルで出来ているので、そこからの発展が来年以降は期待できるんじゃないか」とコンテストを振り返った。
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