九州運輸局は9月22日、トラック運送事業者に対して8月に行った行政処分を公表した。
「輸送施設の使用停止(10日車)」以上の行政処分を受けたのは3社だった。
■サンセレモホールディングス・本社営業所(福岡県久留米市西町花畑字中田)
8月4日、輸送施設の使用停止(40日車)、文書警告の行政処分。
2024年12月23日、適正化実施機関からの情報を端緒に監査実施。
定期点検整備の実施違反、業務の記載事項等義務違反、運転者等台帳の記載事項等義務違反、運転者に対する指導監督違反の4件の違反が認められた。
この処分により付された違反点数は4点(局内累積違反点数4点)。
■内本開発・本社営業所(福岡県北九州市小倉北区末広)
8月21日、輸送施設の使用停止(140日車)、文書警告の行政処分。
2024年8月6日、死亡事故を起こした旨の公安委員会からの通知を端緒に監査を実施。
事業計画の事前届出違反、勤務時間等の基準の遵守違反、点呼の実施義務違反、業務の記録(改ざん・不実記載)違反、運行記録計による記録(改ざん・不実記載)違反、運行指示書の保存義務違反、運転者等台帳の記載事項等義務違反の7件の違反が認められた。
この処分により付された違反点数は14点(局内累積違反点数14点)。
■山一物流・鳥栖営業所(佐賀県鳥栖市本鳥栖町)
8月29日、輸送施設の使用停止(20日車)、文書警告の行政処分。
2024年10月1日、労働局からの通報を端緒に監査実施。
勤務時間等の基準の遵守違反、点呼の実施義務違反の2件の違反が認められた。
この処分により付された違反点数は2点(局内累積違反点数2点)。
■処分の詳細
九州運輸局/25年7月の行政処分、輸送施設の使用停止(164日車)など6社