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2025年10月03日 15:15 / 経営
京浜港物流高度化推進協議会(事務局:関東地方整備局、関東運輸局)は9月24日、京浜港における物流の効率化・高度化に向けた取組を効果的に進めるべく、国際海上コンテナ輸送を利用する荷主企業との意見交換会「第17回 物流効率化に関する荷主意見交換会」を開催した。
意見交換会には、荷主企業9社と関連する物流事業者5社の計14社及び東京都、川崎市、横浜市、横浜川崎国際港湾が参加。
京浜港における物流を取り巻く状況について認識共有を図るとともに、横浜~宇都宮間における国際海上コンテナの鉄道輸送を行っている荷主企業(花王、クボタ、日産自動車)が、鉄道輸送に至った経緯や課題、効果などについて発表し、また物流効率化にあたっての課題や取組等について、参加した荷主企業から多くの意見が出された。
横浜~宇都宮間の鉄道輸送について、荷主からの意見は「トラック輸送と比較し、CO2排出量を大幅に軽減できるため、環境負荷軽減のメリットがある」、「横浜~宇都宮間の鉄道輸送は鉄道輸送距離が短いため、コスト面でのメリットが出にくいが、短距離陸上輸送の回転数を上げることでコストメリットが見込める」、「鉄道輸送は、1回当たりの輸送本数に上限があるため、輸送本数の増加に期待している」など。
また港湾DXについて「コンパスの原則予約化が実現したとき、遠方から来る車両については、予約時間まで港近傍で待機できる場所が必要になる」と懸念の声も聞かれた。さらに「コンテナターミナルのゲート前待機が負担となり、海上コンテナドライバーの離職が進んでいる印象」、「物流環境負荷軽減・物流効率化は企業1社単独で推進するよりも官民連携・民民連携で推進すると効果が大きい。国の取組みを積極的に発信して、連携拡大に努めるべき」といった意見も出された。
【参加企業】いすゞ自動車、いすゞロジスティクス、花王、三井倉庫、キヤノン、キリングループロジスティクス、クボタ、みなと運送、吉田運送、サントリーHD、サントリーロジスティクス、スリーエムジャパンイノベーション、日産自動車、ニトリ