UDトラックス/小型トラック「カゼット」を改良、4WDも追加
2025年11月25日 17:35 / 車両・用品
UDトラックスは11月25日、小型トラック「カゼット」を改良し、4WDモデルを追加した。今回の改良では、燃費性能を維持しつつ、先進安全装置の検知性能向上や機能拡充を実現し、より幅広い用途への対応が可能となった。
<新型カゼット>

先進安全機能では、交差点右左折時に対向車両を検知するプリクラッシュブレーキ機能を新たに搭載。従来は対向歩行者のみが対象だったが、今回の改良により対向車両まで対象を拡大し、交差点内の事故被害軽減に貢献する。
また、ドライバー異常時対応システム(EDSS)も進化。ドライバーに急病などの異常が発生した際に、EDSSスイッチ操作やドライバーステータスモニターによる異常検知が行われ、車両が自動で制動して停止する。さらに、レーンキープアシスト(LKA)との組み合わせにより、車線内での自動停止が可能となり、安全かつ安定した停車動作を実現している。
4WDモデルでは、市場のニーズに応え2WDモデルに採用されたISIM(Isuzu Smooth Intelligent TransMission)を搭載。9速への多段化やデュアルクラッチによる素早いシフトチェンジを実現し、ドライバーの疲労軽減と快適な運転環境を提供する。また、パーキングギアを備えることで、駐車時の安全性も向上している。
いすゞ自動車/大型トラック「ギガ」を改良、「車輪脱落予兆検知システム」を国内初搭載