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2025年12月16日 10:50 / 経営
独ダイムラートラックのカリン・ラドストロムCEOが、2026年1月1日付けで欧州自動車工業会(ACEA)の商用車委員会の議長に選出された。2025年に議長を務めたスカニア及びトレイトン・グループのクリスチャン・レビン社長兼CEOから引き継ぐ。
ラドストロム社長兼CEOは、議長に選ばれたことについて「業界にとって非常に重要な時期に、ACEA商用車委員会の委員長に就任できることは、大変光栄なことです。トラックとバスはヨーロッパの交通を支え、物流と公共交通の屋台骨となっています。世界有数のトラック・バスメーカーの多くがヨーロッパに拠点を置いていることから、私たちは責任とリーダーシップを発揮する機会の両方を持っています」とコメント。
一方、大型車のCO2排出規制について、遅くとも2026年半ばまでに迅速な見直しを行う必要がある、と指摘。
「私たちはEUの輸送の脱炭素化目標を全面的に支持しており、数十種類のゼロエミッションのトラックとバスを量産することで、業界は目標達成に取り組んでいます。しかし、市場への本格的な普及は、顧客がゼロエミッション車を従来の車両と同様にシームレスかつ収益性の高い運用を実現できる場合にのみ実現します。だからこそ、欧州委員会は、必要な条件が整っていないままメーカーが罰金を支払わされることのないよう、今すぐ緊急措置を講じなければならない」と、ZEV車両に対するEUの取り組みが現状に則していないことを訴えている。
「メーカーへの義務は、充電インフラや水素インフラ網の整備、そして全ての加盟国におけるCO2排出量に基づく道路課金など、顧客にとって確固たる事業性を支える政策措置と整合させる必要がある」とし、「2026年は欧州が課題を進歩へと転じ、脱炭素化を推進しながら競争力を維持する実践的な解決策を実現する年としなければなりません」。
「欧州は、ゼロエミッション技術の強力な拠点市場として、速やかに確立されなければなりません。欧州委員会と加盟国は共に、規制枠組みを早急に合理化・簡素化し、ゼロエミッション車への需要を加速させる必要があります。これが、私がACEAでの任期中に注力する点です」と述べている。