ナビタイムジャパン/法人向け運行管理サービスに新機能「荷物ステータス管理」を追加
2025年12月23日 16:04 / 施設・機器・IT
ナビタイムジャパンは12月23日、法人向け運行管理サービス「ビジネスナビタイム 動態管理ソリューション」に、新機能「荷物ステータス管理」を追加した。
この新機能は「荷物検品」機能を拡充するもので、管理者PCから荷物の登録・状況確認ができる機能。積込・納品の工程における確認作業を効率化し、ドライバーと管理者の情報共有をスムーズにすることで、誤配送防止やドライバーの作業負荷軽減に寄与する。
管理者が事前に荷物情報を登録し、ドライバーがアプリの指示に従い、バーコードをスキャンすることで荷物をチェックできる。積込時と納品時の二段階検品が可能となることで、積載ミスや誤配送のリスクを防ぐ。また、ドライバーによる事前の荷物登録作業が不要となり、出発までの業務時間の短縮につながる。
さらに、管理者はPC上の管理画面で案件ごとに荷物のステータスをリアルタイムで確認できる。これによりドライバーへの電話確認の手間を削減し、トラブル発生時には迅速な原因特定と対応が可能となる。パレット単位での検品も可能なため、大量の荷物を荷崩しすることなく登録・検品でき、紙リストによる目視消し込み作業や個別のバーコードスキャンの手間を省く。
物流業界では2024年問題に伴う労働時間規制への対応が急務となっており、業務効率化と配送品質の維持が求められている。同社が他5社と共同で7月に実施した調査によれば、「検品システム」の導入を具体的に検討している、または情報収集中と回答した事業者が36.3%に上るなど、高い関心を集めている。
荷物誤配送に関する課題として、運送業者へのヒアリングの結果、納品時の誤納品や積み忘れ、不必要な積載が多いことが判明。半数以上の事業者が対策の必要性を感じている一方で、従来の「荷物検品」機能ではこれらの課題に対応できていなかった。そのため、今回の機能拡充が行われた。今後はさらに詳細な連携データを活用し、荷物単位での動態管理や荷物量に基づいた精度の高い配車計画の実現を目指す。同社は2024年問題への対応機能を提供することで、物流業界の課題解決に貢献していく構えだ。
■検品機能サービス紹介サイト(https://fleet.navitime.co.jp/inspection/)
最新ニュース
一覧- トラック・物流Gメン/長時間の荷待ち・運賃の据置き・契約にない付帯業務「トラック事業者の声」公開 (12月23日)
- 日野自動車/ダカール・ラリー前哨戦「ジェッダラリー」を無事に完走 (12月23日)
- 平和島自動運転協議会/新たに4社が参画、物流業界の課題解決に向け取り組み加速 (12月23日)
- F-LINE/同社初となる冷凍・冷蔵庫装置を搭載したEVトラックを導入 (12月23日)
- 小平産業/トレーラの冬季における取扱いについて注意喚起、火災事故になる可能性も (12月23日)
- トーヨータイヤ/耐摩耗性を高め、低メンテナンス性を実現したリブタイヤ「M170」を発売 (12月23日)
- ナビタイムジャパン/法人向け運行管理サービスに新機能「荷物ステータス管理」を追加 (12月23日)
- UDトラックス「クオン」/福舞トミカにラインアップ、幸運の金の鰐を積載 (12月23日)
- 国土交通省/6万社対象「違反原因行為の実態調査」食品・食料品の違反原因行為が最多 (12月23日)
- 国土交通省/トラック・物流Gメン「集中監視月間」是正指導371件・荷主等パトロール1473件実施 (12月23日)
- 中部運輸局/トラック・物流Gメン「集中監視月間」で荷主2社に要請、働きかけ73件 (12月23日)
- 中部地方整備局/国道41号・岐阜県高山市久々野町地内「大型車のスタック発生」で注意喚起 (12月23日)
- 常磐道/1月19日から広野IC~常磐富岡ICを夜間通行止め (12月23日)
- 国道247号西知多産業道路など/1月23日から東海JCT付近で順次夜間通行止め (12月23日)
- 国土交通省/トラック・物流Gメン「集中監視月間」長時間の荷待ちで大黒天物産に勧告 (12月23日)
- 九州運輸局/25年11月の行政処分、事業停止30日間など6社 (12月23日)
- いすゞ自動車/中国の事業環境変化で現地子会社を減資、持分法適用会社に (12月22日)
- いすゞ自動車/エルフ、エルフEV、フォワードのドライバー異常時対応システムをアップデート (12月22日)
- 新明和工業/収集業務のDXと安全運転を支援する廃棄物収集業務効率化システムを発売 (12月22日)
- エアフォルクグループ/整備新会社を設立、DPF洗浄サービスで物流事業者の利益を確保する (12月22日)

