アルコアホイール/真冬のホイールメンテナンスの重要性を紹介

2026年01月28日 15:55 / 車両・用品

アルコアホイールの日本法人ハウメット・システムズ・ジャパンは、同社ホームページで真冬の運行に於けるホイールに関するトラブルと、その予防策について紹介した。

記事では冬期の運行について、積雪や路面凍結などによる大きな輸送リスクだけではなく、車体に関してのダメージも見過ごせない影響が出る事にも注意が必要とし、この時期車体は「濡れる→凍る→溶ける」を短時間に繰り返すことから、各部にその影響を受ける、と注意を呼び掛けた。

<アルコアのデュラブライトはメンテナンスしやすいが、それでも冬季は注意が必要だ>
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具体的には、まず凍結防止剤や融雪剤などの凍結・再凍結がホイール周りに影響を与える。特にホイールナット座面やインロー部を含むハブ当り面、スタッドボルト全体、バルブ周辺は外観上の変化がわかりにくく、影響が見過ごされやすい。

これらの部位に侵入した水分や融雪剤等は、氷点下で凍結し、走行中は摩擦熱で溶ける、といった状態を繰り返す。これにより、ホイールの締結部分に、目には見えないごくわずかな隙間が生じることがあり、トルク値自体は規定内であるにもかかわらず、走行初期の異音や微振動が発生することがあるという。この症状は、必ずしも重大な不具合をすぐに生じさせるものではないが、真冬特有の環境下で起こりやすい現象のひとつだ。

アルミホイールは、鉄製ホイールより熱伝導率が非常に高いため、外気温の変化や走行による発熱の影響を受けやすく、ホイールの温度が短時間で上下しやすい特性がある。凍結と融解のサイクルが鉄製ホイールよりも頻繁に起こりやすく、結果として融雪剤に含まれる塩分等が付着・残留しやすい。このため冬季の使用環境では、見えない部分から劣化が進行する可能性があり、定期的な洗浄と状態確認が重要だと指摘している。

なお、ホイールのエアバルブについても、同様に凍結防止剤などの侵入の影響があるため、非水溶性のグリースを、エアバルブのOリング部やバルブホール円筒内に適量塗布することを推奨。バルブのシール性を高め、塩分・水分の侵入を防ぐ効果がある。

また、洗浄後の乾燥後に現れる白い粉やざらつきは、融雪剤成分が残留している可能性がある。現場ではきれいに見えるホイールであっても、ナット座面や飾り穴の裏側に融雪剤残留成分が残っているケースが見受けられることがある。洗浄後の状態確認がトラブルの予防になる、としている。

真冬は、路面状況の影響により、振動や異音といった症状が表面化しにくい季節だが、日常的な点検と清掃の積み重ねが大切だ。春先に発生するトラブルは、原因が冬季に生じた微細な変化に起因しているケースも少なくない。冬の点検は、その場限りの対応ではなく、春以降の安定した運行を支える重要な工程である、と同社では指摘している。

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