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2023年05月12日 15:27 / 車両・用品
加藤製作所、新明工業、中部国際空港、日野自動車の4社は5月10日、自動運転(レベル2相当)に対応した小型トラックをベースに、自動運転と路面清掃の技術連携により高機能化させた路面清掃車(真空吸込式)を用いた実証実験を、中部国際空港(愛知県常滑市)で同日から約3週間の期間、実施すると発表した。
実証は、中部国際空港の滑走路や誘導路を含む制限区域内で実施。車両は、小型トラック「日野デュトロ」をベースに、加藤製作所が「真空吸込式路面清掃車」を製作し、新明工業にて自動運転に必要な改造を行った1台。
<実証車両>
車両は自動運転技術を搭載し、時速20km以下で走行。車両の走行位置や経路は、GNSSデータ、LiDAR、赤外線カメラで把握し、障害物を検知すると自動で停止する。清掃区間までドライバーが運転し、区間内は自動運転に切り替えて路面を清掃、また架装部分の清掃装置は、タブレット操作により自動運転と連動して自動で清掃作業を行う。
空港制限区域における路面清掃車への自動運転車の導入は、日本初の試みとなる。
実証では、夜間や単調作業下での安全運行や、重複清掃や清掃漏れの削減による清掃品質や効率向上の確認、準中型免許で運転可能な小型トラックをベースとした路面清掃車の有用性についてデータを取得することを主な目的としている。今後は本実証の結果を踏まえ、空港制限区域内での高機能化させた路面清掃車の実用化に向けて検討を進めていくものとしている。