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2023年05月15日 16:24 / 車両・用品
いすゞは5月15日、2027年をめどに市場導入予定の燃料電池大型トラックに搭載する燃料電池システムの開発および供給パートナーを、本田技研工業に決定し、両社で合意書を締結したと発表した。
ホンダは90年代後半から燃料電池の研究開発に取り組み、2002年には世界初となる燃料電池乗用車「FCX」を発売。その後も「クラリティFUEL CELL」など燃料電池乗用車の開発・販売を続けており、ノウハウを積み重ねている。
両社は、2020年1月に燃料電池大型トラックの共同研究契約を締結。燃料電池の大型トラックへの適合性や車両制御など基礎技術基盤の構築を進めており、モニター車を使った公道での実証実験を23年度中に開始する予定。共同研究で得られた経験や知見を最大限に生かすことで、大型トラックに求められる性能や条件を満たす商品開発を進めていく。
<いすゞ・Honda共同研究によるナンバー取得車両>
今後両社は、お互いの強みを活かしたクリーンで低騒音・低振動な燃料電池大型トラックの開発を加速させ、水素エネルギーの積極活用による物流業界を含めた産業全体のクリーンエネルギー化に貢献することで、共通の目標であるカーボンニュートラル社会の実現を目指していくとしている。