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2023年06月15日 13:23 / 経営
北商物流は6月15日、道路交通安全マネジメントシステムISO39001を、認証機関であるJICQA日本検査キューエイより5月23日に認定されたと発表した。
北商物流は東京・北区を中心に首都圏で地域密着型営業を行う軽貨物物流企業。インターネット通販の利用がコロナ禍を通じて急速に拡大・定着したこともあり、戸別の宅配に使用されることが多い事業用軽貨物自動車による事故は、2016年から2021年で約26%の増加が報告されており、新たな社会的課題となっている。これらの社会情勢および顧客要望に対応し、同社では、「事故を防ぎ、社員を守る」を理念にRTS(道路交通安全マネジメントシステム)におけるPDCAサイクルの構築に取り組んでいる。
同社が今回取得した国際規格ISO39001は、道路交通事故による死者や重傷者を撲滅することを目的として2012年10月に発行された国際規格。PDCAサイクルに従って適切な道路交通安全マネジメント体制を確立・実施・維持・改善するため、組織に必要とされる要求事項が明文化されており、今回の認証取得は、北商物流が構築した取り組みが、この国際規格に準拠していることを証明するものとなる。
同社の瀬戸口敦社長は「軽貨物車両は運送業界の中では一番小さな車両であり、重大事故は起きにくいイメージがあるが、宅配などで裏道や狭小道路を走行するなど、むしろ交通事故のリスクは高い。今回の認証で、安全運転への社内啓発を更に促すとともに、ステークホルダーにも取り組みをご理解頂き、社会インフラとして今まで以上に安心安全な配送を実現していく」とコメントしている。