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2023年06月28日 15:34 / 経営
センコーグループのセンコーと東京納品代行は6月28日、日本物流団体連合会(会長:池田 潤一郎)から 「第24回物流環境大賞」の特別賞を受賞したと発表した。
今回受賞したのは、「ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進」(センコー)と、「EVトラック導入による排出ガスの削減」(東京納品代行)の2件。
「ドリー式ダブル連結トラック導入による長距離輸送の脱炭素化と省人化の推進」は、旭化成ホームズ、フジテックと共同での受賞。旭化成ホームズとフジテックが行う関西と関東の区間の配送について、センコーが提案するドリー式「ダブル連結トラック」を活用する新モーダルシフト運用を導入したもので、関西はセンコー阪神主管支店阪神車輌センターへ、関東はセンコー厚木支店厚木LCへ集約することで、共同幹線輸送や中継輸送を行う仕組み。
大型車2台分の貨物を別々に集荷し、2台を連結してセンコーの拠点を出発、関西拠点(尼崎市)と関東拠点(厚木市)のダブル連結トラックは、それぞれ高速道路等の長距離区間をドライバー1人が輸送、途中のダブル連結トラック用ドッキングステーション(浜松いなさIC)に設定した駐車場でドライバーが乗り替わり、連結を切り離すハブ設定拠点まで1人で輸送。切り離し後、大型トラック(前荷台)、セミトレーラー(けん引荷台)の2台に分け、同時にそれぞれの配送先に向かう。
<ドリー式ダブル連結トラックの仕組み>
22年3月から運用開始した結果、CO2排出量の削減とともにドライバーの拘束時間も削減。さらに、中継地点で車両を乗り替え出発地へ帰るため、ドライバーの負荷も減少し、日帰りの運行が可能になるなど大きな成果が得られるスキームが完成した。
「EVトラック導入による排出ガスの削減」は、環境活動に積極的に取り組む荷主とともに、ディーゼルトラックからEVトラックへ車両の代替を行い、千葉県内の自社倉庫から東京都内の各顧客店舗へ配送をEVトラックに切り替え、CO2排出量の削減に寄与。導入したEVトラックはハンガー式になっており、段ボール梱包による衣類などのシワを防ぎ、高い品質を保った配送を可能にしている。また、プラスチックフィルム以外の梱包資材を使わず、廃棄物発生を抑えた配送方法を採用するなど、環境に優しい物流を実現したことが評価された。