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2023年07月12日 13:42 / 施設・機器・IT
日本郵船は7月12日、同社が出資する日郵振華物流(天津)有限公司(以下「日郵振華物流」)は、中国での自動車部品物流事業における脱炭素化推進を目指し、三井住友海上火災保険(中国)有限公司(以下「三井住友海上中国」)、パナソニック四維モビリティテクノロジーサービス北京有限公司(以下「松下四維」)と共同で、23年7月から大型EV(電気自動車)トラック利用における課題解決に向けた実証実験を行うと発表した。
実証実験は23年7月から24年1月にかけて実施。日郵振華物流が大型EVトラックを試験導入し、天津市内の工場間で自動車部品輸送を行い、その際、松下四維の電池分析クラウドサービスBetteRRRy(ベタリー)を利用し、大型EVトラックの環境貢献性・経済性・安全性の検証を行うと同時に、電池状態のデータをBetteRRRyを通じて三井住友海上中国に提供する。三井住友海上中国は、松下四維との連携を通じて「電池のバックアップサービス責任保険」「電池の修理・交換等保険」の開発・提供の検証を行う。
実証実験で使用されるEVトラックは、中国の大手建設機械メーカー・三一重工(SANY)グループの大型電動セミトレーラートラクター。車両重量10.7~12.8トンで、282~423kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は240kkm以上、充電方法はバッテリーパック交換または400Aのプラグイン式。前者の場合5分で交換可能、後者の場合30分で60%、60分で90%まで充電できるという。
<実証実験で使用する大型EVトラックと同型の車両>