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2023年07月14日 13:42 / 車両・用品
日立Astemoは7月14日、同社の広角ステレオカメラによるセンシングシステムが、いすゞの新型「エルフ」に採用されたと発表した。
新型エルフは前方からだけでなく、交差点での右左折時の衝突被害軽減ブレーキを国内小型トラックでは初搭載したが、このセンシングシステムの採用によって、これを実現している。
<新型エルフと採用されたステレオカメラ>
新型エルフに採用されたステレオカメラによるセンシングシステムには、検知範囲拡大を可能にした120度広角ステレオカメラを採用。この広角ステレオカメラをミリ波レーダーの検知情報と連携させ、交差点ブレーキ対応を可能とする新開発の制御ソフトを実装することで、より高精度な広角検知を実現し、交差点や単路における衝突被害軽減ブレーキを可能とするセンシングシステムとしている。
同社のステレオカメラは、Ver3までのスバル・アイサイトに採用されていた他、現在ではスズキ「ワゴンRスマイル」などにも搭載されるなど高い信頼性と実績を誇る。先代「エルフ」でも、18年のマイナーチェンジから同社のステレオカメラを採用しているが、新型ではその左右の検視範囲を3倍以上に拡大し、安全性を大きく向上させたのが特徴となっている。