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2023年08月01日 14:02 / 施設・機器・IT
三菱ふそうトラック・バスは8月1日、トラック・バス用のトランスミッションを生産している中津工場(神奈川県愛川町)で無人自動けん引車(Autonomous Intelligent Tugger、以下 AIT)による実証試験を開始したと発表した。
<中津川工場に導入されたAIT>
同社は、22年10月から川崎製作所でAITの実証試験を行っており、今回の実証試験は2例目。今回の実証では、2023年7月から3か月間、トランスミッション向けギアの運搬を行い、実用性や安全性などを評価する。
試験導入されたAITは、eve autonomy(本社:静岡県袋井市)の屋内外両用レベル4自動搬送サービス「eve auto」(最大けん引量1.5トン)で、約780mのルートを無人で走行、運行管理ツールを活用して車両状況を遠隔管理することも可能となっている。
<工場敷地内の屋内外を走行>
AITはバッテリーで走行するため、走行時に二酸化炭素(CO2)を排出せず、生産現場の CO2排出量削減に貢献。AITの活用により、人手不足への対策となるとともに、当該業務において約2割のコスト削減を見込んでいる。
三菱ふそうは、2017年に開始した「Factory of the Future(未来の工場)」プロジェクトで、最新の技術によって工場の効率と安全性を向上させるべく、生産技術に積極的な投資を続けている。プロ
ジェクトの注力分野の一つが、多くの人員が必要で身体的負担も大きい、車両部品などの運搬業
務で、自動運行ロボットを複数工程に導入しているとともに、川崎製作所での AIT の実証試験も順調に進捗。AIT については、川崎製作所と中津工場での2件の実証をモデルケースに、今後もさらに多くの工程での導入につなげるべく、検討を進めていくとしている。