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2023年08月23日 09:00 / 施設・機器・IT
Mujinは8月23日、デバンニング(トラックからの荷下ろし)作業を自動化する世界最速の知能デバンニングロボット「トラックボット(TruckBot)」を開発したと発表した。
<新デバンニングロボット「トラックボット(TruckBot)」>
https://youtu.be/YjFKn4qdgh4
<米国の展示会「ProMAT(プロマット)」で稼働するトラックボット>
https://youtu.be/9oB6fnZ7N6w
トラックボットは、Mujinが独自開発した可動コンベヤとハンド、3Dビジョンを、ロボットの脳にあたる「Mujinコントローラ」で制御することで、最も効率的な経路と動作を自律的に計算し、高い生産性を維持しながらコンテナからの荷下ろしを自動化した。
すでに米国で先行発売しており、米国大手小売・物流企業へ納入を予定している。日本では、国内仕様にカスタマイズを加えた上で、年内にも公開する予定だ。
<3Dビジョンによる高精度認識>
コンテナからの荷下ろしでは、側面からケースを正確に認識する必要があるが、トラックボットではMujinが長年のケースハンドリング自動化の経験を通して進化させた3Dビジョン性能によって、難易度の高い環境での高精度認識を実現している。
<独自設計の可動コンベヤとハンド>
専用の可動・可伸縮コンベヤ、またコンベヤと連携する特殊ハンドは、倉庫・工場内で担ってきた数々の自動化プロジェクトで培ったハードウェア設計技術によって独自に設計した。ロボットのハンドは、コンテナ内の最大15m奥まで到達することが可能で、最大22kgのケースを扱うことができる。
システム全体を制御するMujinコントローラには、独自の「ロボット知能化ソフトウェア」が搭載されており、高精度3Dビジョンで認識した情報をもとにリアルタイムで最適な経路・動作を計算し、コンベヤやハンドを動かす。これにより、無駄のない動きで最高1000ケース/時という高い生産性を実現した。
<Mujinが提供する倉庫自動化ソリューションのイメージ>
Mujinでは、これまでに知能ロボットとAGVを組み合わせることで、パレットからのケース荷下ろし、ケース品・ピース品のピッキング、パレット・かご車・カートラックへのケース積み付けなど、さまざまな工程の自動化を実現してきた。新たにトラックボットが加わることで、倉庫の自動化に対して、より幅広い提案が可能になる。