いすゞ/普通自動車免許で運転できる小型EVトラック「エルフミオEV」を発売
2024年01月05日 14:27 / 車両・用品
いすゞ自動車は1月5日、普通自動車免許でも運転できる小型EVトラック「エルフミオEV」を発売した。
<エルフミオEV フラットロー>
エルフシリーズに新たに加わった「エルフミオEV」は最大積載量約1トン、車両総重量3.5トン未満の小型EVトラック。2017年に改定された新免許制度では、普通免許で運転できるのは車両総重量3.5トンまでの車両で、車両総重量5トン未満となる2トントラックは運転できない。
このため、ドライバー不足が大きな課題となっている物流業界からは、車両総重量5トン未満の小型トラックへのニーズが高まっており、エルフミオEVはこれに応え、同時に「カーボンニュートラル社会の実現」にも貢献するものとなっている。
搭載するバッテリーは40kWhのリチウムイオンで、一充電走行距離は115km(WLTCモード)。充電は普通充電とチャデモ方式の急速充電に対応している。
いすゞのコネクテッド技術を応用した「PREISM」も装備しており、遠隔地でもバッテリーの充電・劣化状況など車両コンディションを把握できる。また、万一の故障の際は、いすゞサービス工場が遠隔車両情報を活用し、迅速な修理対応を可能にしている。
リアボディの架装性は、いすゞの商品開発の基盤である「I-MACS」(Isuzu Modular Architecture and Component Standard)を用いることで、ディーゼル車と可能な限り共通化。これにより、これまでディーゼル車で使用していた架装にも対応でき、利便性を損なわない。
キャブ空間では、乗り心地を向上させたほか、ステアリングの小径化やシートの素材向上・スライドピッチの最適化など快適性を追求している。
さらに小型クラスながらも、先進安全・運転支援装備も充実。「全車速車間クルーズ」、「ドライバー異常時対応システム」、「ドライバーステータスモニター」、「可変配光型LEDヘッドランプ」、「プリクラッシュブレーキ(直進時・右左折時)」、「交差点警報」、「自動作動機能付き電動パーキングブレーキ」など、多くの先進機能を搭載している。
国内目標販売台数は、エルフシリーズ全体で年間4万台、車両価格はリース販売のため非公表。
<エルフミオEV 主要モデル諸元>
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