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2024年02月02日 14:31 / 車両・用品
横浜ゴムは2月2日、トラック・バス用タイヤに電動車対応商品であることを示す独自の「E+(イー・プラス)」マークの付与を開始した。
同社の「E+」マークは、23年に乗用車用タイヤから導入を開始したもの。
バッテリー搭載による高荷重やモーターによる高トルク出力への対応、エンジン音のない静かな電動車にふさわしい静粛性への対応、車両の電費・エネルギー消費効率向上、航続距離拡大への対応など電動車に特徴的なニーズに応える技術を搭載した同社商品に付与される。対象タイヤのサイドにマークを打刻するほか、カタログやウェブサイトなどでも表示する。
トラック・バス用タイヤでは、第1弾として国内で販売しているバス専用タイヤ「507U」と、欧州で販売しているバス専用タイヤ「120U」から付与を開始。
<「507U」のタイヤサイドに施された「E+」マークの刻印>
「507U」は国内のEVバスでの使用を想定して、バリアフリー縁石に対応する耐久性や耐摩耗性能を向上させたほか、リトレッド(更生)性を高めたタイヤ。「120U」は電動車の普及を強化しているスペインの大手旅客輸送会社の厳しい要求事項をクリアしたタイヤで、欧州のEVバス特有のニーズを満たす性能を実現、23年9月にEVバス向けの納入が決定している。
横浜ゴムは、乗用車用とトラック・バス用タイヤにおいて、電動車向け商品の研究開発や新車装着を強化中。今後も電動車に対応した商品への「E+」マークの付与を推進し、電動車対応タイヤに対するユーザー認知度をグローバルに高めていく。