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2024年03月07日 17:35 / 施設・機器・IT
運送業に特化した専門求人サイト「ドラピタ」を運営するオーサムエージェントは3月7日、運送業のDXに関する意識調査の結果を公表した。
この意識調査は「ドラピタ」契約中の企業を対象に、今年2月に実施したもので、保有車両台数10台未満~100台以上の中小企業・大企業合わせて85社から回答を得ている。
まず「DX」という言葉については、58%の企業が『聞いたことがあり、意味も理解している』と回答したものの、約半数の41%の企業が『聞いたことはあるが、理解していない』『聞いたことがない』と回答。DXについて、十分に浸透していない状況といえる。
<DXという言葉を聞いたことはありますか?>
DXを聞いたことがあり、意味も理解している企業のDX取り組みについては、『積極的に取り組んでいる』(18%)『一部取り組んでいる』(42%)と、半数以上が取り組みを始めている。また『まだ取り組めていないが、取り組みたいと考えている』と回答した企業は36%で、DXについて理解している企業の多くは、DX化について前向きな結果となった。
<現在のDXの取り組みについて>
DXを導入する業務内容で一番多くを占めたのが『労務管理』(66.7%)。次いで、『人手不足の解消』『配車管理』『ペーパーレス化』(56.7%)となった。(複数回答)
具体的な導入事例としては、「IT点呼」や保管管理の工数削減を目的とした「書類データ化」、人事、労務、勤怠システムの導入・改善、配車のオーダー表をメールもしくはEDIに変更、など。主に人事・労務業務のDX化が進んでいる。
<どのような業務や課題に対してDXを取り組んでいますか?>
一方、DX化を推進していく中で、課題としては、『社内のリテラシー不足』(66.7%)や『DX人材の不足』(63.3%)の回答が多い。DX化に前向きも、DXに詳しい人材が社内に不足していることが伺える。
<社内のDX化を推進していく中で課題だと感じることは>
一方、DXの取り組みに対し「まだ取り組めていないが、取り組みたいと考えている」と答えた企業(36%)では、『2024年問題への対応』(72.2%)、『人材不足の解消』(61.1%)『配送ルートの最適化』『配車の管理』『ペーパーレス化』(50%)等にDXの取り組みが必要としている。
積極的に取り組んでいる企業で一番多くを占めた『労務管理』については、44.4%で半数を下回った。
<今後、どのような業務や課題に対して、DXの取り組みが必要だと考えていますか?>
DX化推進の課題としては、『DX人材の不足』(83.3%)、『社内のリテラシー不足』(77.8%)が多い。現在積極的にDX化を取り組んでいる企業と同様、DXについての知識や見解がある人材が不足しているようである。
<社内のDX化を推進していく中で、課題だと感じることは何ですか?>
また、DXという言葉を「聞いたことはあるが、意味は理解していない」(21.2%)「聞いたことがない」(20%)と回答した企業が、「社内で課題となっていることや改善していきたいこと」は、『人手不足の解消』(88.6%)が最多。次いで『2024年問題への対応』『人材教育』(51%)という結果で、人材不足や教育、定着について課題だと感じている企業が多いといえる。
<貴社で課題になっていることや改善していきたいことは何ですか?>
■運送業専門求人サービス「ドラピタ」(https://www.dorapita.com/)