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2024年03月28日 15:05 / 施設・機器・IT
三菱ロジスネクストは3月28日、鴻池運輸と共同で実施していた無人フォークリフト(AGF)によるトラックへの荷積み自動化システムの実証実験を完了したと発表した。このシステムは、鴻池運輸で今年3月から実運用を開始している。
<無人フォークリフトによる荷積み作業>
屋内物流での棚やコンベヤーなど固定設備に対する荷役ではAGFの導入が進んでいるが、トラックへの荷積み作業は車種や停車位置の違いに応じて積載位置の補正が必要になり、またトラックの滞留時間削減に伴う搬送時間の制約もあるため、有人フォークリフトでの作業が中心となっている。
このため三菱ロジスネクストでは、これらの課題に対応する制御とセンシングに関する新たな技術を開発し、所定の駐車スペースに停められた任意のトラックに、AGF2台で積載を行う自動化システムを構築。これにより、変化する積載位置に応じてAGFが自らの判断で最適に稼働し、有人フォークリフト作業と同等の精度と時間でトラックへの荷積みを実現した。積載条件にもよるが、大型トラック1台に対し15分以内で満載が可能という。
<荷積みされたトラック>
同社では、引き続き鴻池運輸での実運用から得られる知見をもとに改良と機能追加を行い、能力の向上を図っていく予定としている。
■三菱ロジスネクスト(https://www.logisnext.com/)