損保ジャパン/安全運転寿命延伸に向け「運転脳トレ」のNeUと業務提携
2024年04月15日 10:52 / 施設・機器・IT
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損害保険ジャパンとSOMPOリスクマネジメント、東北大学+日立ハイテクによる脳科学カンパニーのNeU(ニュー、東京都千代田区)は4月12日、職業ドライバーの安全運転寿命の延伸に向けて業務提携を開始したと発表した。
NeUは、東北大学加齢医学研究所 教授・医学博士川島隆太氏の「認知脳科学知見」と、日立製作所グループの日立ハイテクの「携帯型脳活動計測技術」を融合させ、2017年8月に誕生したブレイン・ヘルステックのソリューション開発企業。3種類のゲームを5分程度で実施することで、運転に関する認知機能を鍛えられるスマートフォン用アプリ「運転脳トレ」を展開している。
今回の提携により、SOMPOリスクの事故削減ソリューションのラインナップにNeUの「運転脳トレ」を加え、損保ジャパンの顧客である運輸事業者に提供する。これにより、高齢化が急激に進んでいるトラックやバス、タクシー等を運転する職業ドライバーの安全運転寿命の延伸と事故防止を目指す。
なお「運転脳トレ」は、通常スマホ専用アプリで実施するが、日立ハイテクから継承した脳活動センシング技術をさらに軽量・小型化した脳活動センサーを使用して、脳の活動状況を可視化しながら実施するトレーニングも用意している。脳トレの効果や毎月の認知機能の推移も確認することができ、ドライバーのQOD(Quality of Drive)を高い水準で維持していくことが可能としている。
3社は今後、「運転脳トレ」による事故削減効果の分析や、損保ジャパンが法人向けに提供しているドライブレコーダー等から取得する走行データとの相関分析などのノウハウを持ち寄り、より効果的なサービス展開に繋げていく。また個人に提供できるサービスも検討し、損保ジャパンの自動車保険契約者全てのドライバーの安全運転寿命の延伸を目指す。
さらにNeUが開発する脳トレ・ソリューションは、認知症予防にも大きな効果が期待されるため、SOMPOグループの介護事業や生命保険事業など、幅広い事業領域の顧客に提供できるサービスの開発にも共同で取り組んでいく。
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