日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した登録車の2024年9月の新車販売台数は27万4378台で、前年同月比0.8%増と2か月ぶりのプラスとなった。
うち貨物車は3万3098台(1.5%減)で2か月連続での減少。普通貨物車は1万5352台で11.1%増と大きく伸長したが、小型貨物車が1万7746台で10.4%減と苦戦した。
国内トラックメーカー4社の貨物車販売の実績は、いすゞが19.2%増の7735台、日野が29.6%増の3939台、三菱ふそうが19.3%減の2707台、UDトラックスが18.7%増の1119台。三菱ふそうを除く3メーカーはいずれも前年同月を大きく上回った。
【2024年9月の貨物車新車販売台数 ( )内は前年同月比】
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普通 |
小型 |
計 |
いすゞ |
6551(116.1%) |
1184(139.5%) |
7735(119.2%) |
日野 |
3239(125.8%) |
700(150.5%) |
3939(129.6%) |
三菱ふそう |
1763(83.3%) |
944(76.3%) |
2707(80.7%) |
UDトラックス |
1116(119.5%) |
3(33.3%) |
1119(118.7%) |
一方、2024年度上半期(4-9月)の登録車の新車販売台数は、139万6995台で前年同期比2.0%減。年度上半期としては2年ぶりの減少となった。
このうち貨物車は17万2130台で4.3%減。普通貨物車は7万4662台で3.6%増と前年度を上回ったが、小型貨物車は9万7468台で9.5%減とマイナスで推移した。
新車販売台数/2024年の国内トラック販売、11.7%減