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2024年12月12日 14:28 / 経営
日本郵便とJPロジスティクスは、セイノーホールディングスとT2が実施している自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験に1月から参加する。
セイノーHDとT2の実証実験は、レベル4自動運転トラックの実用化に向け今年10月から来年6月までの期間で実施しているものだが、セイノーHDは日本郵便と幹線輸送の共同運行に向けて業務提携していることから、日本郵便とJPロジスティクスの参加が実現した。
実証実験は、ドライバー乗車の上、レベル2相当で東京~大阪間で実施。東名・新東名・伊勢湾岸道・名神・新名神・京滋バイパスを走行する。セイノーHDが施設および貨物の提供ならびに実際の運行路線の設定、T2が自動運転トラックの技術及びオペレーションを提供、日本郵便とJPロジスティクスは施設と貨物を提供する。
日本郵便の浅見加奈子常務執行役員は「様々な物流課題がある中、2024年問題に伴うドライバー不足は特に深刻な社会問題となっています。弊社としても、課題解決の一端を担うべく、これまで幹線輸送の共同運行等に取り組んできました。 今回はさらにその先を見据え、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送の共同運行実現に向けた実証実験に参画いたします。この取り組みが今後の物流業界を変える一手となるよう、取り組んで参ります」とコメント。
またJPロジスティクスの安達 章社長は「業界全体の課題である労働力不足は1社での解決には限界があります。その中で、労働力負荷の相対的に大きい幹線において会社横断的に自動運転を試行していくことは、この課題解決への大きな前進であり、同時に業界全体の将来への持続性を支える一助になるものと考えております。少しでも早い実現に向け、弊社としても本実証実験に積極的に取り組んで参ります」と期待を述べている。
<4社代表(左よりT2 森本成城CEO、セイノーHD 河合秀治執行役員、日本郵便 浅見加奈子常務執行役員 、JPロジスティクス 安達 章社長 >