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2024年12月17日 15:53 / 施設・機器・IT
水素エンジンの研究開発を行うi Labo(東京都中央区)は、大型水素トラック・バス等の商用車向け水素充填方法(充填プロトコル)を開発するための水素充填試験車両を、このほど水素供給利用技術協会(HySUT)に納品した。
この車両は、大容量の水素を短時間で安全に充填するプロトコルを開発する試験装置として、設計・製造されたもの。9本の高圧水素タンクを搭載しており、最大85kgの水素充填試験と、充填試験時のタンク圧力・温度計測ができる。また、車両のエンジンには、i Laboが開発した中型トラック用の水素エンジンを搭載している。
HySUTが進めている研究開発は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの委託事業「競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業/水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発/HDV用水素充填プロトコルの研究開発」において実施しているもの。様々な燃料電池モビリティ、特にHDVへの大流量水素充填時における充填プロトコルに関する技術開発とその基準化を目的としている。
HySUTでは、今回の車両を浪江町にある福島水素充填技術研究センターにおいて活用。i Laboは、国内有数のディーゼルエンジンを水素燃料で運転可能なエンジンに置換する「水素化コンバージョン」技術を有していることから今回の車両の製造を依頼したとしており、HySUTの中西功 技術部長は「本車両にてNEDO研究開発が促進できると期待している」とコメントしている。
■i Labo(https://h2ice.co.jp/)