外国人ドライバー支援機構/特定技能外国人トラックドライバーの就労が決定
2025年02月06日 14:28 / 経営
外国人ドライバー支援機構(福岡県大野城市)は、今春、特定技能外国人トラックドライバーが埼玉県で就労することが決定したことを明らかにした。
<自動車運送業分野の評価試験に合格したシュウ コウタクさん>
外国人ドライバー支援機構は、2024年12月16日にグループ会社「南福岡自動車学校」で、自動車運送業分野の特定技能1号評価試験を国内で初めて実施。この試験に合格した中国籍の周 鴻澤(シュウ コウタク)さん(24歳)が、2025年春から埼玉県の運送事業者でトラックドライバーとして就労予定となった。
今回、内定を受けた周さんは中国出身で、2019年に日本語学校に入学し、2021年から福岡県内の4年制大学で経営を学んでいる。今年春に卒業予定で、外国人ドライバー支援機構が大学で実施した「特定技能トラックドライバーの就職説明会」に参加したことをきっかけに、卒業後の進路としてトラックドライバーを選択した。
2024年12月16日には、日本海事協会への出張試験要請により実施した国内初の自動車運送業分野の評価試験に参加し、見事合格。自動車運送に関する一定の知識が認められた。
また、特定技能外国人としての日本語能力の要件は日本語能力試験N4レベル相当とされているが、周さんはその水準を上回るN2という高い日本語力を保有している。
外国人ドライバー支援機構は、運転教育や免許取得、免許取得後のドライバー研修を行うミナミホールディングスのグループ企業内にあり、外国人ドライバーの教育・就職支援、就労期間を一貫して支援する「登録支援機関」。約10年前から自動車運送業の分野への外国人ドライバーの導入を見据え、準備を進めてきた。
外国人ドライバーの採用は業界に新たな労働力を提供し、人手不足の緩和が期待されるが、その導入には正確な情報と適切な準備が不可欠となる。外国人ドライバー支援機構はこれまで2回、国土交通省の担当者や在留資格の専門家である行政書士を招き、特定技能ドライバーの採用に関するセミナーを開催している。
今回の周さんは、外国人ドライバー支援機構にとって初のトラックドライバーの誕生であり、今後の活躍が大いに期待される。
■外国人ドライバー支援機構
https://fdso.jp
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