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2025年03月25日 11:27 / 経営
帝国データバンクが今年2月に実施した「2025年度の雇用動向に関する企業の意識調査」によると、正社員の採用予定がある割合は、「運輸・倉庫」がトップだった。
正社員「採用予定がある」割合を業界別に見ると、運輸・倉庫は66.2%で最も多く、次いで金融(64.1%)、建設(64.0%)の順となった。
運輸・倉庫は2024年問題に直面していることが大きな要因となっている。企業からは、「ドライバーの高年齢化により退職者が増加している。このままではさらに運転手不足に陥るため、若手社員を増加させたい。また、女性ドライバーも積極的に採用したい」(一般乗用旅客自動車運送、中小企業)といった声も聞かれた。
なお調査全体で、正社員の「採用予定がある」とした割合は58.8%。昨年の61.5%を2.7ポイント下回り2年連続で減少、また21年度以来4年ぶりに6割を下回った。
また非正社員の「採用予定がある」割合でも、運輸・倉庫業は53.0%でトップ。企業からは、「雇用の多様性をもって人材確保に努める。高齢者雇用について力量評価をしたうえでのパート採用を積極的に行う」(一般貨物自動車運送、中小企業)との声が聞かれたという。