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2025年05月02日 09:30 / 経営
関東運輸局は4月25日、「事業用自動車総合安全プラン2025」等に基づき、2024年度における事故削減に向けた取組を推進するため、業態(バス、タクシー、トラック)が抱える課題について対処した取り組みを発表した。
トラックについては、「運行管理者の業務」に着目し、業務の効率化や顧客サービス向上を目的とした「トラック事業者の適切な運行管理と安心経営のためのICTガイドブック」を2025年3月に作成した。
運行管理者の業務が増えることは、運行管理が疎かになり、運転者の労務管理が適切に行われず、拘束時間を超えた過労運転や過労に起因した事故に繋がるおそれがある。また、事業運営に係る費用等も増加になり、事業経営に支障をきたすおそれがあるなど、デメリットが多くみられる。
そこで、関東運輸局では、これらのデメリットを少しでも改善できるよう、関東圏における自動車事故防止対策検討会において、トラック事業者が輸送の安全確保のために、日々行っている業務について、ICTを活用することで、業務処理の負担軽減や省エネ運転の促進、さらには顧客サービスの向上といった様々な業務の効率化を図ることを目的とした有効的なICTを紹介するガイドブックを作成した。
ICTの活用事例として、「深夜等の運行管理者不在時もICTで点呼を実施」(人件費削減)、「デジタルタコグラフを活用した運転日報の自動作成」(手書き不要)、「運転記録から拘束時間一覧表を自動作成」(過労運転につながる運転者の早期発見)、「荷主とのマッチングサービスにより空車運行を削減」(生産性向上)などを紹介している。
■トラック事業者の適切な運行管理と安心経営のためのICTガイドブック
トラック事業者の適切な運行管理と安心経営のためのICTガイドブック