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2025年05月27日 10:48 / 施設・機器・IT
生活協同組合パルシステム東京は、トラック積み込み作業に使用する電動リフトを6月より導入する。電動リフトの導入はグループで初。
新規導入する電動リフトは、をくだ屋技研が生協宅配の現場に合わせて開発した特別仕様。積み上げた商品箱の転倒を防ぐためアームやチェーンを搭載し、フォークリフトの2本爪に該当する部分を塵取り型の平面タイプとしている。
パワーリフターの試験導入を経て、配送拠点の三鷹センター(東京都三鷹市)に導入される。これによりドーリー(台車)に積み付け納品された商品箱は、トラックの荷台に直に積み込めるようになる。
これまではドーリーから商品箱を一旦降ろし、手作業で配送順に仕分けながら、腰の高さほどの荷台まで持ち上げてトラックの荷台に積み込んでいた。配送担当は1日の配送コースで、温度帯別の個人別仕分け箱100個以上に加え、冷蔵と冷凍の大型保冷容器25個程度を積み込むため、力の弱い職員には重労働となっていた。積込時間はベテランでも30分、物量が多いと1時間程度かかるという。
パワーリフター試験導入では、常温品、青果、冷凍品のドーリー各1台の積み込みにかかる時間が、手作業の半分以下に短縮できたという。導入する電動リフトは免許取得や講習の受講も不要で、簡単な操作で使用でき、190㎝近い高さに積み上げられた商品を背伸びして下す作業も不要となり、安全性の向上にも貢献する。
電動リフトはパルシステム東京とパルシステム神奈川でそれぞれ1台納品し、製造状況に合わせて随時グループ生協に導入する予定としている。