大型車の車輪脱落事故/2024年度は120件、発生時期は12月~2月(56%)に集中
2025年10月02日 16:06 / 車両・用品
国土交通省は10月1日、大型車の冬用タイヤへの交換時期に車輪の脱落事故が増加する傾向を踏まえ、10月~2026年2月にかけて、「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施する。
国交省が公表した2024年度の車輪脱落事故の発生状況を見ると、2024年度の大型車の車輪脱落事故の発生件数は120件で、前年度より22件減少したものの依然として多い。120件のうち人身事故は3件あり、3名が重軽傷を負っている。
月別発生件数をみると、12月28件、1月19件、2月30件、合計67件となり、12月~2月に全体の56%が発生している。特に冬用タイヤへの交換が集中する12月が最多となっている。
<車輪脱着作業から車輪脱落事故発生までの期間(2024年度)>

また、車輪脱着作業から車輪脱落事故発生までの期間をみると、車輪脱着作業後1カ月以内に、車輪脱落事故が発生したものが45%(54件)を占めた。
国土交通省では、2022年2月に設置した「大型車の車輪脱落事故防止対策に係る調査・分析検討会」において、大型車の車輪脱落事故事例について調査、分析を行い、2022年12月に中間とりまとめを公表した。
調査結果から、事故車両の多くにタイヤ脱着作業時のワッシャ付きホイール・ナットの点検、さび取り清掃や各部位への潤滑剤の塗布、さらにはホイール・ナットが円滑に回るかの確認が不十分である等、適切なタイヤ脱着作業やタイヤ脱着作業後の増し締めが実施されていないなどの問題点が確認されており、昨年度においても引き続き同様の事例が確認されている。
大型車の車輪脱落事故防止キャンペーンでは、「適切なタイヤ脱着作業や保守管理の徹底を周知」「不適切な脱着作業を防ぐため、余裕を持って正しい脱着作業を行えるよう、冬用タイヤ交換作業の平準化を推進」「車輪脱落予兆検知装置について普及促進(国からの補助を最大5万円受けることができる)」の3点について、降雪地域だけでなく、全国に周知啓発活動を展開する。
■2024年度大型車の車輪脱落事故発生状況
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000345.html
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