国土交通省/「鉄道車両との衝突事故防止」徹底で業界団体に通達
2025年10月06日 10:40 / 経営
国土交通省物流・自動車局安全政策課長は10月3日付で、運送事業者関係団体あてに、鉄道車両との衝突事故防止の徹底について通達を発出した。
10月1日16時40分頃、岐阜県各務原市の踏切において、大型トラックが踏切内で立ち往生したことにより、列車とトラックが衝突し、割れた窓ガラス片により列車の乗客が多数負傷する事故が発生した。さらに、同年9月には、長崎県長崎市他2件の路面電車との衝突事故が立て続けに発生した。
鉄道車両との衝突は、自動車と鉄道の乗客の双方に多数の負傷者を生ずる恐れがあることから、今後、同種事故を防止するため、各団体の会員事業者に「鉄道車両との衝突事故防止」を周知し、輸送の安全確保に努めるよう求めた。
具体的には、「事業者は、運行する経路の道路及び交通の状況について把握し、これらの状況を踏まえ、安全な経路を設定するとともに、運転者に対し、安全運行のために留意すべき事項を指導すること」「運転者に対し、踏切を通過しようとするときは、踏切の直前で停止し安全を確認することなど、道路交通法の規定を遵守するよう指導すること」「運転者に対し、踏切内で運行不能となった場合は、非常ボタンを押して速やかに列車に対し適切な防護措置を取ることや、車を前進させて遮断棒を押し上げて脱出することなど、安全確保のために必要な行動を取ることについて指導すること」を求めた。
また、「運転者に対し、右左折時には、軌道敷内の安全を十分に確認するよう指導すること」「運転者に対し、車両は、左折し、右折し、横断し、若しくは転回するため軌道敷を横切る場合又は危険防止のためやむを得ない場合を除き、軌道敷内を通行してはならないこと、軌道敷内を通行する車両は、後方から路面電車が接近してきたときは、路面電車の正常な運行に支障を及ぼさないようにすみやかに軌道敷外へ出ることなど、道路交通法の規定を遵守するよう指導すること」を要請した。
最新ニュース
一覧- 月間現金給与総額/25年9月運輸業・郵便業、一般労働者0.2%増の36万9255円 (11月25日)
- 国土交通省/東九州道の大型トラックの衝突事故を重大事故等情報に掲載 (11月25日)
- JL連合会/東北地域本部合同会議を開催、2026年度以降の検討事項も共有 (11月25日)
- 東海電子/クラウド自動点呼システム「e点呼セルフ Typeロボケビー」の導入事例動画を公開 (11月25日)
- 国道8号/加賀市内の拡幅が完成、12月1日に全線4車線開通 (11月25日)
- 京葉道路/12月8日~10日、原木ICを夜間閉鎖 (11月25日)
- 岐阜労働局、公正取引委員会/荷待ち時間改善など、合同で荷主企業に要請を実施 (11月25日)
- 山陽道/26年2月1日から吉備スマートICが24時間化・大型車でも利用可能に (11月25日)
- 国土交通省/12月10日から「年末年始の輸送等に関する安全総点検」を実施 (11月25日)
- ハコベル/「トラック簿」とi-PROのAIカメラ連携で物流効率化を実現 (11月25日)
- Kia/2026年春に日本発売のEVバン「PV5」が世界最高峰の商用車賞を受賞 (11月25日)
- アライオークション/「AI-NET」に新機能、競り上がり入札方式「AI-NET PLUS」を導入 (11月25日)
- 日野自動車/E13Cエンジン搭載「日野プロフィア」、型式指定を再取得し12月から出荷再開 (11月21日)
- 平和島自動運転協議会/建物内自動運転走行、ラストマイル配送実現に向け、WGを発足 (11月21日)
- 国土交通省/2026年4月1日、違法な「白トラ」の規制強化・再委託回数2回以内の努力義務も (11月21日)
- 中古トラック査定/AIストームと早稲田大学が共同研究を開始 (11月21日)
- タカネットサービス/アルペンスキー加藤世峰選手とアスリート支援契約を締結 (11月21日)
- 埼玉県/再配達削減を呼び掛けるショートアニメーション公開 (11月21日)
- 外環道/草加IC、川口東IC、川口JCTを順次夜間閉鎖、12月8日から (11月21日)
- 広島運輸支局/中国管内初「過積載防止強化月間」実施、2日間で49台調査・3台の過積載取締り (11月21日)

