ファービヨンド/トラックドライバー向け「安心休息マップ」で物流業界を支援

2025年11月07日 13:44 / 施設・機器・IT

地図アプリ・地域情報プラットフォーム開発・運営のファービヨンド(東京都新宿区)は、トラックドライバーの「安心して休める環境づくり」を支援する取り組みを進めている。同社が展開する地図アプリ「トイレ情報共有マップくん」「銭湯・温泉・サウナマップくん」を活用し、物流現場の環境改善を目指すものだ。

現在、日本の物流業界では、長時間労働の是正が進む一方で、休息場所やインフラの不足が深刻な課題となっている。現場では「長距離運転中に休憩できる安全な場所がない」、「トイレや入浴施設を探すのに時間がかかる」、「休息を取ることが難しい」といった声が上がっている。

これらの課題を解決するため、注目されるのが、同社の参加型地図プラットフォームを活用したマップアプリだ。「トイレ情報共有マップくん」では、公衆トイレ、道の駅、コンビニ、サービスエリア・パーキングエリアなどを地図上に表示し、詳細情報として多目的トイレやオストメイト対応の有無も確認できる。

<トイレ情報共有マップくん>
20251107far - ファービヨンド/トラックドライバー向け「安心休息マップ」で物流業界を支援

「銭湯・温泉・日帰り温泉レビュー情報共有マップくん」では、長距離運転後の疲労回復やリフレッシュに役立つ入浴施設の情報を提供しており、夜間営業や駐車場の有無など、ドライバー目線での検索が可能。これらアプリの累計ダウンロード数は全国で1000万を超えている。

アプリの情報は、ユーザーによる投稿・更新によって常に最新の状態が維持されており、「ここが助かった」「この銭湯が最高だった」といった利用者のリアルな声が、他のドライバーにとっての安心につながる仕組みだ。自治体との連携も進んでおり、公共施設のトイレ情報などが公式に掲載される地域が増加している。民間と地域が協力し、安心して働ける社会を構築する動きが広がっている。

同社の上野代表は「トラックドライバーは私たちの生活を支える大切な存在だ。ファービヨンドは、デジタル技術を活用し、安心して働き続けられる社会を実現することで、働く人々の安心と笑顔を守っていく」と述べている。

今後、同社はトラック協会、運送事業者、道の駅、銭湯組合などと連携し、「休息スポットの見える化プロジェクト」を全国に展開する予定だ。このプロジェクトを通じて物流業界の働き方改革に寄与し、働きやすい環境づくりを支えていく。

■マップアプリ公式ホームページ(https://far-beyond.biz/maps_official/
■ファービヨンド(https://far-beyond.biz/

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