トラック運送業界の景況感/25年7~9月は4.1ポイント悪化、運送原価上昇分を転嫁できず

2025年11月17日 15:43 / 経営

全日本トラック協会が11月14日に公表した「第131回トラック運送業界の景況感(速報)2025年7月~9月期」によると、トラック運送業界の景況感は前回から4.1ポイント悪化した。

<トラック運送業界の景況感の推移>
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6月の日銀短観調査では、大企業の業況判断DIは製造業が14(前回比+1)、非製造業が34(増減なし)で推移した。一方、トラック運送業界では、一般貨物の輸送数量が減少、燃料価格の高止まりや物価高による運送原価の上昇分を十分転嫁できず、営業利益・経常利益は悪化傾向が続いている。

なお来期の見通しは、事業環境の不透明感や人材不足、物価上昇等から、今回▲24.1から▲29.4へと5.3ポイント悪化する見込みとしている。

■第131回トラック運送業界の景況感
https://jta.or.jp/wp-content/themes/jta_theme/pdf/keikyo/2507_09.pdf

トラック運送業界の景況感/25年4~6月は1.3ポイント悪化、来期も厳しい状況見込む

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