日野チームスガワラ/ダカール・ラリー35回連続完走を果たす
2026年01月19日 11:05 / イベント・セミナー
1月3日~17日までサウジアラビアで開催されたダカール・ラリー2026にHINO600シリーズで参戦した「日野チームスガワラ(代表:菅原照仁氏、総監督:小木曽聡)」は、トラック部門15位でゴール。1991年の参戦以来、35回連続完走を果たした。
また、代表兼ドライバーの菅原照仁氏の連続完走記録が21回となり、2019年に日野チームスガワラを勇退した父である菅原義正氏が持つ連続完走記録20回を更新した。
<完走を果たした日野チームスガワラ>

サウジアラビアで7度目の開催となった今大会は、サウジ西岸のヤンブーをスタート、首都リヤドを通り、再びヤンブーへ戻るルート。SS(競技区間)4840km、総走行距離は7994kmで開催された。
日野チームスガワラは、レース前半は大きなトラブルなくトラック部門8位を維持していたが、後半は砂丘ステージでの転倒、車内で選手同士がコミュニケーションを取るためのインカムの不調、トランスファの破損、タイヤバーストなど、トラブルに見舞われた。
<満身創痍でゴールしたHINO600シリーズ。最終15kmは左リヤタイヤがバーストした状態で走行>

菅原照仁代表兼ドライバーは「今大会の結果は残念ですが仕方ないです。クルマは良くなってきましたが、足りていないところもたくさんある」と今回の戦いを評価。「現状の実力は上手くいってクラス8~9位といったところでしょうが、小排気量の中型車だからと言ってそれに満足してはいけない。例えば平均車速の上がらない悪路が増えるなど、今のダカールは必ずしもパワーのある大型だけが有利とは限らない。我々ももっと戦えるはず」とレースを振り返った。
ナビゲーターの染宮弘和選手は、ナビゲーションの難易度は前回と同じ位だったとし「ロードブックに間違いでは?と思う箇所が何度か出てきたので精度を上げて欲しい」とコメント。「乗り心地が良くなって身体がラクになりましたが、振動が減るとロードブックの細かい字も読みやすくなり、ナビの精度向上にも寄与すると思う」と話した。
ナビゲーター兼メカニックとして参戦した日野自動車の望月裕司選手は「コース上で壊れたトランスファを降ろしてフロントのプロペラシャフトをリアに付け替える作業は前回に続く2回目。達成感はあるし自信にもなりますが、やはり乗車メカニックの自分は活躍しないほうが良いです」。最終日も「SS中にトランスファの油温が180℃まで上昇してドキドキした」と今回の戦いを締めくくった。
<過酷なコースを走り切った3選手(左から染宮選手、菅原選手、望月選手)>

また国内販売会社からの公募で選抜され、メカニックとしてチームに帯同した西東北日野自動車の田澤正和さんは「ダカールのメカニックは達成感が大きい。帰ったら仲間への感謝とともにダカール選抜メカニックへの道を他のメカニックにつなげていきたい」、南関東日野自動車の今川博貴さんは「ゴールが近くなるにつれて徹夜作業が増えて、これがダカールかという感じだった」とコメント。広島日野自動車の菊池拓実さんは「ダカールの2週間はあっという間だった。後半になってトラブル発生の連絡が入ったときはめちゃめちゃ不安になりました」と語り、15日間の戦いを振り返った。
<全国の販売会社から選出されたメカニック(左から菊池さん、田澤さん、今川さん)>

日野自動車/ダカール・ラリー前哨戦「ジェッダラリー」を無事に完走