兼松/運転中のながらスマホを自動ブロックするアプリを提供開始、安全管理体制強化を支援
2026年02月09日 10:59 / 施設・機器・IT
兼松は、運転中のスマートフォン操作を自動的に制限する安全運転支援アプリ「KG monap(ケージー・モナップ)」の提供を開始した。Android 10以降の端末に対応している。

このサービスは、運送会社やタクシー会社など、業務で車両を使用する法人を主な対象に、「ながら運転」による事故やヒヤリ・ハットの防止など、安全管理体制強化を支援するもの。
ドライバーの判断に委ねることなく、運転中のスマートフォン操作を「仕組み」で制御。GPSや加速度情報をもとに走行状態を検知し、SNSや動画、ブラウザなど不要なアプリの操作を自動で制限する。走行中、動画などのストリーミング系アプリは自動停止し視聴もできない。
また、運転中は着信音をミュートし、通話履歴のみを記録(緊急連絡先など、指定した番号のみ着信を許可する設定は可能)な他、運転前に起動した地図・ナビアプリは運転中も閲覧できる。
なお管理者は、クラウド上で各車の利用状況(ロック中の画面タップ回数、急制動・発信の回数等)をモニタリング可能。ドライバーの運転行動の傾向を把握し、スコアリングやフィードバックを通じて個々の安全意識の向上を促すことができる。
<管理画面のダッシュボード。ロックされた回数等の状況をモニタリングできる>

同社では、今後、デジタコを販売しているグループ会社のネットワークや、既存のトラックの呼び出し・バース予約システム「KG TruckCall」の導入企業を中心に、既存の安全管理の取組みを補完する形で導入を推奨していく。また、工場・倉庫内における歩行中のスマートフォン操作(歩きスマホ)の抑止に向けた展開も視野に入れているという。
警視庁の統計によると、運転中のスマートフォン注視など、携帯電話の使用等に起因する交通事故は年々増加傾向にあり、2024年中の死亡・重傷事故は136件と、2020年の66件から2倍以上に増加。また、運転中に携帯電話等を使用していた場合の死亡事故率は、使用なしと比較して約4倍となっている。
このような状況から、多くの企業はドライバーへの指導や注意喚起などを強化する一方、「ながら運転」は個人の注意力や意識に依存する側面が大きいため、より継続的かつ実効性のある対策が求められている。
■KG monap専用サイト(https://bc3.kanematsu.co.jp/kgmonap)
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