ナウト/キックボードも検知する衝突警報など新機能を追加
2024年06月05日 13:41 / 施設・機器・IT
AI搭載安全運行管理プラットフォーム「ナウト」を販売しているNauto Japanは6月5日、「ナウト」に「歩行者衝突警報(PCW)」、「前方衝突警報(FCW)」、「後退検知」の機能を追加した。対象となるナウト車載機に対し、OTAアップデート機能によって順次自動的に適用される。
新たに追加された「歩行者衝突警報(PCW)」は、進行方向の路上および道路脇にいる歩行者等を検知すると、自車両および歩行者等の動きを予測し、衝突の危険がある場合にリアルタイムで警告音を鳴らすもの。
特徴は、リスク対策が一層重要になっている自転車やキックボードなども検知対象としていること。自転車やキックボードは交通ルール違反も多いが、万が一衝突してしまった場合は、車対車の事故と比べて重大事故につながりやすく、なおかつ過失割合でも不利になりやすい。さらにスケートボード、車椅子、オートバイも検知対象としており、安全運行に大いに寄与する。
<ナウト「歩行者衝突警報(PCW)」デモ>
https://youtu.be/IIClmt8zCI4
「前方衝突警報(FCW)」は、前方の走行車両または停止車両に衝突する危険がある場合にリアルタイムで警告音を鳴らすもの。
自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)は義務化に伴って搭載車両は年々増えているものの、トラックは、登録車両の9割が中古車で占められており、さらに車両入れ替えのサイクルが長いことから、普及はまだまだ進んでいないのが実情だ。加えて、意図せぬ急ブレーキによる荷崩れを嫌い、自動ブレーキ機能をオフにしているドライバーも一定数存在する。
ナウトであれば、自動ブレーキを搭載していない車両でも先進運転支援機能を導入でき、かつ自動ブレーキをオフにしていても危険な状況で適宜警告を受け取ることができるため、事業者にとって大きなメリットがある。
<ナウト「前方衝突警報(FCW)」デモ>
https://youtu.be/a4ClG1kKRGI
「後退検知」は、車外カメラの映像を分析することによって、車両が後退した際の場所(GPSによる位置情報)と状況(カメラ映像)を記録するのが特徴。
自動車の運転中に後退をしている時間はごくわずかだ。しかし、後退事故は交通事故全体の約5%も占めている。特に運送業では「後退時の事故」が「荷役5大災害」のひとつとして挙げられており、社内規定で後退を制限している事業者も少なくない。ナウトの後退検知機能は、記録によって後退時に適切な安全確認が行われていること、そして後退に関する社内規定が遵守されていることが確認できる有効な手段といえる。
またナウトでは、ドライバーが自らの運転を振り返って運転行動を改善するための「Nauto Connectアプリ」、ならびに地図データ、GPS情報、および加速度情報を組み合わせることによって、一時停止を遵守しなかった際の場所と状況を記録する「一時不停止検知機能」」も、近日リリースする予定としている。
■Nauto Japan(https://nauto.co.jp/)
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