施設・機器・IT に関する最新ニュース
一覧- 西濃運輸/集荷時間の通知機能を全店導入、物流業務のDXを加速 (04月30日)
- 愛知県トラック協会/「東三河トラック輸送サービスセンター」売却、5月23日に一般競争入札 (04月28日)
- 仙台TS/5月17日「食堂」8時~13時の短縮営業 (04月25日)
- 中国道/大佐SA(上下線)トイレリニューアル (04月25日)
- EVモーターズ/大阪に南港サービスセンターを新設 (04月24日)
2024年07月10日 10:32 / 施設・機器・IT
日本高圧電気(愛知県大府市)は、ENEOSとの共同プロジェクトとして、東京都江東区のトラックステーションで日本初となる「EVトラック対応の商用車向け共用充電ステーション」の実証実験を7月から開始した。
<柱上高圧受電設備を採用したEVトラック対応の商用車向け共用充電ステーション>
この実証実験では、日本高圧電気が提案した「柱上高圧受電装置」を採用したのが大きなポイント。
急速充電設備の設置には、地面に高圧受電設備(キュービクル:高電圧な電気を使用可能な低い電圧に変圧する受変電設備)を設置するのが一般的だが、サービスステーションやトラックステーションのような場所では、安全性担保の観点から地面に高圧受電設備を置くことに多くの制約がある。また、トラックの出入りをスムーズにするため広いスペースを確保しなければならず、従来のキュービクルでは場所の確保が困難であるという課題があった。
柱上高圧受電装置は、キュービクルの機能を柱上に集約するもの。これにより、2プラグ・最大出力90kWのハイパワー充電器としながら設置面積を大幅に削減し、狭小な場所での運用を実現している。
日本高圧電気では「柱上受電という新しい受電の形を通じて、従来の設置スペースの制約を超え、より多くの場所で高圧受電設備を導入できるようになる」としており、EVの普及拡大に寄与することが期待される。