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2024年07月29日 13:24 / 施設・機器・IT
マクセルは7月29日、NIPPON EXPRESSホールディングスと共同で実施した物流トラック向けガラス投写型ディスプレイの実証実験の結果を公表した。
この実証実験は、マクセルが開発した物流トラック向けガラス投写型ディスプレイ(物流トラック向けBM-Display)の安全性の定量評価を目的に実施したもの。
マクセルは、2021年4月より乗用車向けのAR-HUD(Augmented Reality(拡張現実) ヘッドアップディスプレイ)を量産しているが、物流トラック向けBM-Displayは、AR-HUDの高効率なバックライト技術をベースに製品の小型化(約0.9L)と高輝度化(10,000cd/m2以上)を実現し、これまで搭載できなかったトラック、バス、電車など垂直に近いフロントガラスにも投写することができるのが特徴。
今年5月より、NIPPON EXPRESSホールディングスと共同で、物流トラック向けBM-Displayを物流トラックに搭載し、運転時の視点の移動量、移動時間、視点範囲などを定量的に評価。その結果、BM-Displayを搭載することで、搭載しない場合に比べ、視点移動量の低減(約37%低減)、視点移動時間の短縮(約39%短縮)、BM-Displayの表示位置がカーブ時などを含めた運転中の視点移動範囲にあることから、運転時の負荷低減に繋がることがわかった。
マクセルでは、今回の定量評価結果を基に、とくに新人ドライバーなど不慣れなドライバーや高齢ドライバーの運転をサポートし、雇用の確保、安全性の向上、業務効率の改善など、物流業界の課題解決に向け早期製品化を目指す。また、バス、電車、重機などにも展開し、商用車全体の安全性向上を目指すとしている。