求人調査/物流・運送業の未経験者求人割合、業種別でトップ

2025年04月18日 13:54 / 労務

「マイナビ転職」が4月18日に公表した「正社員の平均初年度年収推移レポート」、「正社員求人件数・応募数推移レポート」によると、業種別で未経験求人の割合が最も高いのは「運輸・交通・物流・倉庫」であることがわかった。

調査は、今年1~3月の「マイナビ転職」に掲載された求人の「平均初年度年収(未経験・経験者求人別)」、「求人件数・応募数」の推移を調査したもの。

「運輸・交通・物流・倉庫」の未経験求人の割合は84.9%。次点の「公的機関・その他(79.9%)」、「サービス・レジャー(78.6%)」と比べても圧倒的に高い割合となった。

<業種別 未経験者求人・経験者求人の割合>
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物流・運送業は、前年4月に時間外労働の規制が強化された影響で、未経験者採用により間口を広げた採用活動を行っていると推察される。

経験者求人の割合が高い業種は「IT・通信・インターネット(62.7%)」が最多で、「金融・保険(47.8%)」、「コンサルティング(45.0%)」が続いた。

2025年1~3月の正社員の平均初年度年収は483.9万円で、前年同時期の459.9万円から24.0万円増加し、2018年の調査開始以降最高を記録。しかし、未経験求人と経験者求人の比較では、未経験求人の平均初年度年収441.6万円に対して、経験者求人は548.4万円であり、未経験求人と経験者求人で初年度年収に106.8万円の差が生じ、年収差が拡大傾向にあるとしている。

<未経験者・経験者の平均初年度年収推移>
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求人件数では、未経験求人件数は前年同時期比21.8%増だったが、経験者求人件数は75.7%増と顕著に増加している。

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