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2025年09月04日 14:58 / 経営
YKK AP、大王製紙、北陸コカ・コーラボトリングは、8月から3社で商品輸送の効率化に向けた共同輸送を開始した。
これまで各社の工場から仕向地まで、片荷輸送(全ての輸送は往路のみ実車、復路は空車)で運行していたが、大王製紙の物流グループ会社であるダイオーロジスティクスが各社の輸送を一括で行い、各社の輸送拠点をつなぐ運行ルートにしたことで空車での輸送距離を縮め、実車率を向上させた。
この取り組みで、CO2排出量では年間71.6トン(34%)、ドライバーの運転時間では年間1,992時間(43%)の削減を見込む。
なお、この共同輸送については、国土交通省が募集する2025年度物流効率化法に基づく総合効率化計画の認定及びモーダルシフト等推進事業の認定を7月31日付で受けている。
運行ルートは「北陸~埼玉~静岡~北陸ルート」(2025年度総合効率化計画認定、2025年度モーダルシフト等推進事業認定)と、「北陸~神奈川~静岡~北陸ルート」(2025年度総合効率化計画認定)の2ルート。
「北陸~埼玉~静岡~北陸ルート」では、YKK APは富山県黒部市から埼玉県加須市へ、大王製紙は埼玉県行田市から静岡県富士宮市、静岡県富士宮市から石川県金沢市へ、北陸コカ・コーラは富山県砺波市から富山市へ、それぞれ大型トラックで商品輸送を実施している。
各社ともこれまでの実車率は50%だったが、各社で手配しているトラックを1台にすることで、実車率が91.7%まで向上する。
「北陸~神奈川~静岡~北陸ルート」では、YKK APは富山県黒部市から神奈川県愛甲郡へ、大王製紙は静岡県富士宮市から石川県金沢市へ、北陸コカ・コーラは富山県砺波市から富山市へ、それぞれ大型トラックで商品輸送を実施している。
各社ともこれまでの実車率は50%となっていたが、各社で手配しているトラックを1台にすることで、実車率が81.6%まで向上する。
3社は、今後も社会課題を解決する物流効率化を進め、持続可能な物流の実現を目指すとしている。