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2025年12月01日 15:25 / 交通
北陸信越運輸局は12月1日、管内において、大型車で冬用タイヤに交換した後の車輪脱落事故が11月中に3件立て続けに発生したと公表した。
3件とも新潟県内で、11月10日に大型バンの後前輪(左側)、11月19日、25日にそれぞれ大型バンの後後輪(左側)の車輪脱落事故が発生した。タイヤ交換がら脱落事故までの時間は、11月10日の事故は2日、11月19日の事故は2日、11月25日の事故は3日だった。
タイヤ脱落事故の近年の状況をみると、大型車の車輪脱落事故は例年、11月から1月頃に多く発生が見られる。また、冬用タイヤへの交換後、1カ月以内に事故が多く発生している。そのため、トルクレンチを使用した適切な作業の実施、ホイールナット等の錆び等の除去、運行前点検の重要性と一定距離走行後の増し締めの実施の周知が必要となっている。
事業用自動車の車輪脱落事故については、10月から2026年2月に「車輪脱落事故防止キャンペーン」を展開し、事故防止ポスターの掲示やトルクレンチを使用した街頭点検活動等での啓蒙・周知を実施している。
一方で、今後の事故発生も危惧される状況にある。そのため、管内各県トラック協会に、大型車の車輪脱落事故防止の徹底について要請した。11月に車輪脱落事故が3件連続して発生したことを受け、緊急措置としてホイールナットの増し締め点検の実施の啓蒙をお願いしている。
合わせて、「タイヤ交換は、トルクレンチを使用した適切な作業の実施のほか、経年使用に伴うホイールナット等の錆、泥、ゴミの除去も確実に実施すること」「タイヤ交換後は、運行前のホイールナットの緩みの点検を確実に実施するとともに、一定距離走行後は増し締めを実施すること」を要請した。