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2025年12月01日 17:16 / 交通
九州運輸局は11月25日、九州トラック協会に対して「トラックにおける安全確保の徹底について」要請した。
事業用自動車の事故を削減するため「事業用自動車総合安全プラン2025」において重点施策、削減目標を掲げ取り組んでいるが、10月29日福岡市東区において、左折しようとした大型トラックが自転車を巻き込み、自転車に乗車していた運転者を死亡させる事故が発生した。
また、9月29日には、福岡市博多区の路上において、歩行者を轢き死亡させる事故も発生するなど、死亡事故が多発している。さらに、2月13日には九州自動車道の路上において、左後後輪車輪2本を脱落させる事故も発生した。
これから大量の輸送需要が発生し輸送機関等に人流・物流が集中する年末年始を迎えるにあたり、このような事故等が発生した場合、甚大な被害につながる恐れがある。これらを踏まえ、事故を防止するため、各県トラック協会会員に対し、交通安全に対する周知徹底を図るとともに、輸送の安全確保に努めるようにお願いした。
具体的には、「交差点では、しっかりと安全確認を行い、歩行者や自転車の動きに注意すること」「横断歩道では歩行者に注意して進行し、横断者がいる場合は停車するなど安全に配慮した措置を図ること」「酒気帯び運転、無免許運転、救護義務違反等、悪質・危険な運転は絶対に行わないこと」「走行中、車体の揺れ、異音など異常を感じた場合は、必ず自動車を停車させ確認すること」「日常点検において、車輪の取り付け状態を確実に確認すること」「冬用タイヤ等へ交換した後は、概ね100km走行した後に、増し締めを行うこと」を要請した。