埼玉県は12月3日~12日、交通死亡事故多発警報を発令する。県内では、11月26日から12月1日までの6日間で9件の交通死亡事故が発生したため、警報を発令し、県、県警察、市町村及び関係機関・団体が連携した集中的な交通事故防止対策を実施する。
9件の交通死亡事故の内、5件が貨物車を含む事故だった。交通死亡事故多発警報は、2025年中では、5回目の発令となる。
<交通死亡事故発生状況>

9件の交通死亡事故を死者の年齢別でみると、8人が高齢者となっている。また、時間帯別でみると5件が日没後から日の出までの時間帯に発生し、3人の歩行者が亡くなっている。
冬の交通事故防止運動を12月1日から実施しているが、悲惨な交通事故の連続発生を食い止めるためには、県民一人ひとりが交通事故に気を付け、安全な行動をとることが必要となる。
大切な命を守るために、ドライバーには歩行者に対する思いやりやゆとりを持った運転、夕暮れ時の早めのライト点灯をお願いした。
また、歩行者にも、道路を横断する際は、左右の安全をよく確認するとともに、手を上げるなどのハンドサイン、外出時における反射材の着用等により、自分の安全を守るともに、思いやりとゆとりを持った安全な行動をお願いしている。
埼玉県/10月15日~19日に交通死亡事故5件で「交通死亡事故多発警報」発令