年末年始安全総点検/石原物流・自動車局長がヤマト運輸の点検実施状況を査察
2025年12月11日 13:08 / 経営
国土交通省は「年末年始の輸送等に関する安全総点検」の開始に合わせ、12月10日、同省の石原大 物流・自動車局長がヤマト運輸・羽田主管支店を訪問し、査察を行った。
<石原物流・自動車局長(左)とヤマト運輸 阿波誠一社長(右)>

石原物流・自動車局長は「荷動きが年末にかけて非常に多くなるということで、事故の発生リスクも相対的に高まるということで、毎年この時期、安全総点検を1カ月設定している」と説明、「日頃から安全運転あるいは様々な面での安全対策に取り組まれていると思いますが、なお安全に対して改めて取り組んでいただきたい」と査察前に挨拶。
また4月から安全対策が強化された貨物軽自動車運送事業について触れ、「今年から安全総点検の対象となった。貨物軽自動車に対しても安全に対する意識を高めるようお願いしたい」と述べた。
これに対し、ヤマト運輸の阿波誠一社長は「昨今、少し状況が変わり、12月の前からセールから始まっているので、12月単月ではなく、11月中盤から年末まで年末の繁忙期が伸びてきている」と現状を説明。
「そのような中で、安全に対して、店舗のデジタル化など新しい仕組みを入れながら、法的要件を守り、かつ効率性も担保しながら進めている。アドバイスをいただきながら、より高い安全の仕組みを作っていきたい」とコメントした。
石原物流・自動車局長をはじめ、関係者は点呼の様子など、羽田主管支店の取り組み状況を確認。関東運輸局の織田陽一東京運輸支局長は、今回の査察結果について「安全総点検の趣旨をしっかりと理解されており、経営トップの方、それから幹部の方々の強いリーダーシップのもと、安全、安心に関する運営に日々真摯に取り組まれているということを確認した」とコメント。4月から規制が強化された貨物軽自動車ドライバーに対しても「一般貨物ドライバーと同等の厳正な管理がされている」と評価した。
さらに点呼について、専用アプリやタブレットの活用やアルコール検知器による確認など、効果的な点呼を実施していることが確認できたとした。また、特に評価が高かったのが、通信機能付きの車載端末による安全管理システム「Neco-Assi(ネコアシ)」。これはドライブレコーダーとデジタルタコグラフを一体化した通信機能搭載の車載端末で運転を可視化し安全運転をサポートするシステムだが、この導入でドライバーが指差し確認をしっかりと行うようになるなど「より安全性が高まった」と指摘した。
最後に織田東京運輸支局長は「人の移動がますます増える年末年始を迎え、引き続き、総点検の実施事項を踏まえ、安全対策に徹底していただくことを重ねてお願いしたい」と話し、査察を締め括った。
「年末年始の輸送等に関する安全総点検」は、12月10日から26年1月10日まで実施。物流・自動車局では、運転者に過労運転を行わせないための安全対策の実施状況や大型自動車の車輪脱落事故防止対策及びスペアタイヤ等の定期点検実施状況、貨物軽自動車運送事業における安全対策の実施状況など7項目を重点的に取り組む点検事項としている。
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