兵機海運/燃料電池トラック出発式を開催、関西では初導入
2026年01月20日 13:48 / 車両・用品
兵機海運(神戸市中央区)は1月13日、燃料電池(FC)小型トラックの出発式を開催した。
このFC小型トラックは、協力会社である大前運送店(神戸市東灘区)とロジスト(神戸市灘区)を通じ、兵庫県と神戸市の協力を得て導入したもの。FC小型トラックの導入は関西では初となる。
<FCトラック出発式>

車両はCJPT(Commercial Japan Partnership Technologies)が企画したエルフベースのFC小型トラックで、大前運送店に12月3日、ロジスト神戸に12月9日に納車された。導入台数は両社各1台。ともにウイング車で航続距離は約260km、最大積載量は大前運送店の車両は2800kg、ロジストの車両は2850kgとしている。
<大前運送店に導入された車両>

<ロジスト神戸に導入された車両>

出発式に出席した兵庫県の服部副知事は「今回の導入を機に、FC大型トラックの普及や大規模水素ステーションの整備を進め、兵庫県が関西の水素モビリティ分野を牽引していく」とコメント。兵庫県は水素モビリティ導入に意欲的であることから、国の「燃料電池商用車重点地域」にも選定されている。また神戸市は「水素スマートシティ神戸構想」のもと、国際水素サプライチェーンの実証や水素発電、水素モビリティの普及など、水素を活用した都市づくりを推進している。
兵機海運は兵庫県の取り組みとともに、神戸市の「水素スマートシティ神戸構想」の実現に向けた取組と連携をしながら、水素社会の実現に向けたFC商用車の普及活動に参画する。兵機海運の大東慶治社長は「兵庫県や神戸市の手厚い支援により、中小企業でもFCトラックの導入が可能だと示せた。今回の導入を官民一体となった取り組みの象徴とし、今後も水素社会の早期実現に向けて積極的に協力していきたい」と期待を語った。
CJPTの木全エグゼクティブフェローは、「日本の水素社会実現には、水素や車両のコスト、インフラ不足など依然として大きな課題がある。海外が先行する中、日本が巻き返すためには、OEMだけでなく産業界全体と国が一体となって取り組むことが不可欠。CJPTとOEM各社は今回の挑戦をラストチャンスと捉え、皆さまと力を合わせて水素普及に全力で取り組んでまいります」と決意を述べた。
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