茨城乳配/睡眠改善アプリ導入で危険運転15%減少、年間500万円の損失防止
2026年01月21日 09:40 / 施設・機器・IT
茨城乳配は、AIが睡眠改善アドバイスを生成するアプリケーション「Nemielu(ネミエル)」を導入し、危険運転が15%減少し、年間500万円の損失を防止した。1月20日、スリープテック事業としてNemieluを展開するネミエルが公表した。
「Nemielu」を導入した茨城乳配において、1年間を通した運用による事故予防効果を検証した結果、年間0.25件の重大事故削減効果を確認した。これにより年間500万円相当の事故損失を防止するとともに、危険運転の発生率も前年同期比で平均15.5%減少し、職場の安全性の向上に貢献した。
<危険運転(ヒヤリハット)の削減>

危険運転(ヒヤリハット)の削減では、車両に搭載されているデジタルタコグラフを用いて、車線逸脱やふらつき、速度超過など危険運転とされるヒヤリハット数を走行距離1000kmごとの回数に算出して分析した。
その結果、サービス導入前の2024年2月~7月と2025年2月~7月を比較した前年同期比で、サービス利用者の危険運転が平均15.5%減少した。サービスの未利用者との比較でも明確な差があり、サービス利用者は未利用者と比較すると平均11.6%減少した。
<睡眠改善効果>

ユーザーのサービス利用前後に取得したアテネ不眠尺度の点数を比較した結果、「睡眠がとれている(3点以下)」の割合が28%増加、「不眠症の可能性が高い(6点以上)」の割合が19%減少し、睡眠の改善傾向が確認できた。アテネ不眠尺度とは、WHO(世界保健機関)が中心となり設立した「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」が作成した世界共通の不眠症判定法。
また、サービス利用者と未利用者の危険運転の発生件数の差に、労働災害研究で広く用いられる「ハインリッヒの法則(1:29:300)」を適用すると、年間0.25件の重大事故の削減効果が期待できる。さらに、利用期間中のサービス利用者の危険運転データは、年間を通じて継続的な改善傾向が見られた。一方で、サービスの未利用者の危険運転は、増加傾向を示した。
そのほか、重大事故をトラックの全損と仮定し、1件2000万円と試算した場合、年間500万円相当の損失防止効果となる。また、この結果によりサービス導入コストを大きく上回る明確な投資効果を実現した。
■Nemielu導入で危険運転削減、年間500万円の損失を防止
https://nemielu.com/2026/01/20/post-14/
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