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2023年04月20日 16:05 / 経営
ジェイテクトは4月20日、産業用ドローンの開発を進めるプロドローンに資本参加すると発表した。
<ジェイテクト>
プロドローンは、「地域から一番信頼されるドローンカンパニーになる」というビジョンを掲げ、2015年に創業した愛知・名古屋発のスタートアップ。国産ドローンメーカートップの特許取得数を誇り、長距離輸送・広域監視を担うシングルローター機から、重量物輸送・測量向けのマルチローター機まで、多様な産業用ドローンを手掛けている。近年では50kgの荷物を搭載して50km飛行できる「空飛ぶ軽トラ」の開発を推進。平時は物流インフラが不十分な地域をカバーする輸送手段として、災害時には医薬品や救援物資を運ぶ手段としての活躍が見込まれている。
ジェイテクトはその経営姿勢に共鳴し、従前より電源関連技術の提供など協業を進めてきたが、協業を通して関係性を深める中で、製品やサービスをやりとりする「お客様とサプライヤー」の関係に留まらず、ともに社会課題を解決するパートナーとしての価値をプロドローンに見いだし、今回の出資に至った、と今回の資本参加の経緯を説明している。
今後は、ジェイテクトが19年10月に量産を開始した蓄電デバイス・高耐熱リチウムイオンキャパシタを、プロドローンの手掛ける産業用ドローンに搭載することを検討中。またジェイテクトでは、本件に留まることなく、自動車やドローンなどあらゆるモビリティの技術発展を実現するために、国内外でジェイテクトグループの製品・サービスを提案していくとしている。