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2023年08月21日 14:52 / 車両・用品
三菱ふそうトラック・バスは8月21日、南米チリ共和国で2023年内に電気小型トラック「eCanter」の販売を開始すると発表した。
eCanterは先代モデルも含め、これまで日本の他、欧州、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどに投入しているが、南米市場へのeCanter投入は今回が初。なお、チリ向け車両は日本で製造し輸出する。
<三菱ふそう eCanter>
eCanterは車両総重量(GVW)6.5トンから8.55トンまでの5型式を設定、ホイールベースに応じてバッテリーを1個から最大3個まで搭載可能なモジュール式バッテリーを採用し、1回の充電で最大200kmの航続距離を実現、さらにより幅広い架装に対応できる動力取り出し装置(ePTO)を搭載したのが大きな特徴。またチリ向け仕様では衝突被害軽減ブレーキ「アクティブ・ブレーキ・アシスト5」や「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」などの先進安全機能も標準搭載する。
チリでの小型トラック「キャンター」は、同国の小型トラックセグメントで18%のシェアを占めている。またチリでは2045年までに貨物輸送用車両の新車販売を100%ZEV(ゼロ・エミッション・ビークル)に移行する目標を含む「エレクトロモビリティ国家戦略」を掲げ、公共の充電スタンドも増加、電気自動車に対する税制上の優遇措置もあり、eCanterなどEVトラックの普及拡大も期待される。