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2023年10月11日 17:35 / 施設・機器・IT
住友ゴム工業は10月11日、「タイヤ内発電技術」の進化により、2種類の発電デバイスを組み合わせることで、幅広い速度域で安定した電力を得ることに成功したと発表した。
同社は、関西大学・谷弘詞教授と共同でタイヤの内側に静電気を利用した発電デバイス(エナジーハーベスト)を取り付け、タイヤの回転によって電力を発生させる技術開発を進めている。これまでの開発で低速域での発電(発電デバイスA)には既に成功していたが、高速域での発電が課題となっていた。
このため今回の開発では、加速度変化による遠心力を利用する発電デバイス(発電デバイスB)を適切に配置することにより、高速域でも相当量の電力を得ることに成功。発電メカニズムの異なる2種類の摩擦発電デバイスを並列接続することで、幅広い速度域で安定した電力を得ることができるようになり、実車を用いた実験でも幅広い速度域でタイヤ内部に設置したTPMS(タイヤ空気圧監視システム)の稼働を確認できたとしている。
<発電メカニズムイメージ>
同社では、このタイヤ内発電技術について、タイヤセンシングの一番の課題であるセンサーデバイスの電池寿命を解決する手段であり、この実現によりタイヤセンシングの実用化を大きく前進させることができるとしている。