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2023年10月26日 15:28 / 施設・機器・IT
サトー(東京都港区)は10月26日、三星金属(新潟県燕市)のトラックドライバー待機時間を年間1000時間削減したと発表した。
三星金属は、繁忙期のトラック待機時間が課題となっていたことから、22年6月にサトーのシステムを導入。このシステムは、QRコードと位置測位技術を用いたもので、ID情報を保有したQRコードのラベルをトラックに貼り付け、入退場時に固定スキャナの前を通過するだけで受付完了となるなど、受付業務を省力化。
また、入場したドライバーに位置情報を取得するタグを配付。タグはIDとひも付いており「どのトラックがどのバースを利用しているのか」等、状況がリアルタイムに可視化されるので、長時間滞在している車両のアラートを作業員の管理画面に表示することで、時間がかかってしまっている要因を知り対処を迅速に行うことが可能になり、バースの回転率が向上したという。
また、従来は到着順にトラックを受付けていたため、180分も待機させてしまうことがあったというが、本システムでトラックの作業時間も可視化されたため、その情報をもとに予約管理をする運用にシフト。来場車両の分散化に加え、工場側も予約に合わせた出荷準備が可能になったとしている。
なお、このシステムは一般社団法人日本自動認識システム協会が主催する「第25回 自動認識システム大賞」において入選している。
<システム概要>