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2023年11月24日 11:03 / 経営
日本自動車工業会(自工会)は11月22日、都内で開催した記者会見で会長交代の人事を発表、2024年1月1日付で豊田章男(トヨタ自動車会長)が退任、現副会長の片山正則(いすゞ自動車会長)が会長に就任する。
<新会長に就任するいすゞ片山正則氏と、退任する豊田章夫会長>
自工会会長は1967年の設立以来、これまでトヨタ、日産、ホンダの3社が務めてきており、3社以外のメーカーからの会長就任は今回が初となる。
豊田会長は現在、自動車産業にとって、2024年問題をはじめ「物流・商用領域」が大きなテーマとなっており、この領域への取り組みが乗用車・二輪車にもつながる未来への重要な一歩になると説明。このため大型車の世界で豊富な経験がある片山氏に次期会長をお願いした、と経緯を語った。
また、いすゞ片山会長は、自動車産業は多岐に渡って様々な課題に直面している中で、カーボンニュートラル化だけでなく、2024年問題に代表されるドライバー不足、物流効率化や運行管理等、協調すべき課題が多い商用領域が当面のペースメーカーになるべきとの結論に至り、今回の自工会新体制となったと説明。「今後の2年間で、日本自動車工業会は今まで以上に地球環境保護への責任を果たし、エネルギー効率の向上、電動車の普及など、環境への貢献を積極的に進めていく」と決意を表明した。