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2023年12月15日 10:41 / 施設・機器・IT
ログポース(東京都渋谷区)は12月15日、AI自動配車アシスタント「LOG」ユーザーを対象にした「物流2024年問題ソリューション調査」の結果から、2024年問題による輸送力の14%不足を、共同配送の導入と輸送時間の調整によって解消できると発表した。
まず、AI自動配車アシスタント「LOG」に記録された実際の配送データをもとに、共同配送のシミュレーションを行った結果、個別に配送した場合と比較して積載率が11%向上することが判明。2024年の問題により、輸送力が14%不足すると予測されているが、共同配送の実施によって不足分の約80%を補う可能性があるとしている。
<共同輸送による輸送力の改善>
また、共同配送に加えて納品時間の制約を1時間緩和した場合のシミュレーションを行ったところ、トラックの台数を18%削減できることが分かった。これにより、「共同配送」と「納品時間の緩和」の両方を導入し推進することで、輸送力不足の問題を解決できる可能性が定量的に明らかになったとしている。
<トラック台数の削減>
さらに、関東・東海間を配送する約1600万の積降地のペアを分析した結果、全体の約40%が共同配送できる可能性があるとしている。企業間の競合関係や荷物が規格化がされていないこと、企業ごとに利用する物流システムが異なる等の課題が解消されれば、共同配送の導入・提供は加速し、業界全体の物流効率が大幅に向上することが期待されるとしている。
<輸送力不足解消のロジック>
ログポースは今後の取り組みとして、自動配車システムの普及を図り、より多くの企業が最適な配送方法を実現できるようにするとともに、共同配送を促進するプラットフォームを確立し、業界全体の最適化を推進していくとしている。